慢性上咽頭炎に効くといわれる、Bスポット療法(EAT)を受けてみた
こんにちは、JGC女子です。
今回は健康関連のお話です。
ここ数年、原因不明の体調不良に悩まされてきました。
クラクラめまい、立ちくらみ、長時間続く軽い頭痛、胸の圧迫感、軽い吐き気、聴覚過敏…。
これだけ並べると自律神経失調症の典型的な症状です。
昨年末に風邪をひいてからさらに症状が悪化し、インターネットでいろいろ調べていたところ、慢性上咽頭炎の記事を見つけました。
上咽頭とは喉のかなり上の方で、鼻と喉の間?ぐらいの場所なのですが、ここに炎症があると様々な症状を引き起こす、ということをいわれている医師の方がいらっしゃいます。
この本の著者がその先生です。
この本では、慢性上咽頭炎を治すのに鼻うがいと、Bスポット療法(今ではEATという名称に変えているそうです)などの方法を書かれています。
私もこれがきっかけでBスポット療法に興味を持ち、調べてみたところ普通の耳鼻咽喉科ではこの治療をしてくれるところはかなり少ないことがわかりました。
病院からしたらかなり儲からない治療なのと、この治療はエビデンスがないため懐疑的な見方をしている医師の方もいるみたいです。
でも少しの可能性をかけて、この治療をしてくれる病院を探して行ってきました。
一覧が上記の本の特設サイトに載っています。
↓のサイトの「医療機関一覧」にリストが掲載されています。
実際にBスポット療法(EAT)を受けてきました
病院名は伏せさせていただきます。
初診で病状を伝え相談したところ、まずはめまいがあることを伝えたため、眼振検査をしてメニエールなどではないことを確認してくれました。
先生はめまいは肩こりが原因で起こっているのでは?とのこと。
そこでBスポット療法に興味があることを告げると、この先生はBスポットは自律神経系の症状にはあまり効かないかもしれない、という見解をお持ちのようでした。
ただ後鼻漏が軽減するケースがあるようで、そちらの治療としてBスポット療法をすることはある、というお話をうけました。
とはいえ、自分が上咽頭炎であるかどうかをまずは確認する必要があります。鼻からスコープをいれて確認してもらったところ、炎症が認められるとのことで私は上咽頭炎を持っている事が分かりました。
後鼻漏も少し気になることからBスポット療法をお願いすることにしました。
Bスポット療法は鼻か喉(もしくは両方)から、塩化亜鉛を含む液を含ませた、長い綿棒で上咽頭を擦り付ける、という治療です。
私が通っているところは喉から入れるのですが、普段耳鼻咽喉科で触られることのないエリアをかなりゴシゴシするのでびっくりするのと、奥まで綿棒が入るのでオエッとなります・・・痛いというわけではなく、とにかく初回はいろんな意味で衝撃がスゴい。
慣れるとオエッというより、ゴホゴホッと咳き込む程度にまではなってきます。
治療自体は10秒もかかりません。
初回は見ると綿棒には赤い血が付いていました・・・炎症がある人はこの治療をすると出血して綿棒に血がつくのだそうです。
逆に炎症がない人に施してもヒリヒリもしないし血も出ないそう。
治療中は痛みはないのですが、治療直後から数時間、かなり擦った部分がヒリヒリして、一気に体に疲れが出ます。
あとは一時的にかなり痰が出ます。
私はこれを書いている今までに7回受けましたが、ヒリヒリと痰は治療回数を重ねることに少なくなっていきました。
出血も数回で無くなりましたが、今でも少し着色はしているよう。
ただこの療法、期間を空けるとまたヒリヒリは強くなります。体調不良で1ヶ月ほど受けられずこの前久々に受けたところ、初回ほどではないものの、衝撃がすごかった。
できれば週1〜2回ペース以上で通い続けた方がいい治療なのだと思います。
Bスポット療法を数回受けてみて
後鼻漏はもともとひどい方ではないですが、軽減されている実感があります。
あとは何故なのか、声のコントロールがしやすくなっています、音程も含め。前よりも声が出しやすい。
そしてもう一つ、花粉症の症状が今年は何故か軽い。アレルギー薬を飲み忘れた日も結構楽に過ごせてしまっています。でもこれは今年から鼻うがいしているおかげでもあるかも。
一番効いて欲しかった自律神経系の身体症状ですが、これはちょっと分からないです。
マッサージや鍼、頚椎や腰痛の治療などを並行していたこともあり、全体的に体が少しずつ楽になってきている感じはあるのですが、それにBスポット療法が関わっているのか、自分ではまだ分からない感じです。
先生の見解が正しいのか、自分の体調不良の原因が他にあるのか。
おそらく両者ではないかと思っています。
なぜなら、少しずつ体調が快方に向かっていて、なんとなく原因が、わかり始めてきたからです。
その話はまた機会があれば書きます。
今のところそんな感じです。